40代の会社員が副業・発信・学び直しを始めた理由|青森で40歳を過ぎた自分の記録
目次
40歳を過ぎた。
何かのきっかけが一日で来たわけじゃない。仕事で税理士事務所を回っていて、所長たちが自分の資格ひとつで生活しているのを、何年も間近で見てきた。最初は「大変な仕事だな」くらいに思っていた。それがいつからか、憧れに変わっていた。会社の看板ではなく、自分の名前とスキルで食べている人たち。
じゃあ自分には何がある。手元にあるのは勤め先の名刺だけ。1985年生まれ、青森で会計システムの営業をしている会社員。朝から車で事務所を回って、夕方に見積を作って、家に帰って子ども2人の相手をして寝る。悪い毎日ではない。ただ、名刺を返したら何も残らないことに、40を越えてはっきり気づいた。
このブログのコンセプトは「『地方の会社員のまま』で終わらないための、副業・発信・学び直しメモ」。看板を掲げた以上、なぜ今なのかを最初に書いておく。
お金の勉強は、学校では教えてくれない
上の子は7歳。学校でお金のことは教わらない。それどころか、お金の話をすると露骨に嫌な顔をする大人がまだ多い。お金=汚いもの、稼ぐ話=はしたない、という空気。自分の子どもにその感覚のまま育ってほしくない。
知らずに損をするのが自分だけなら、それは自分の責任で済む。子どもが同じ理由で困るなら、それは親の責任になる。この線を引いてから、何を優先して勉強するかが変わった。
NISAは自分の使える範囲で運用している。金額は大きくない。ただ「口座を開いて実際にやっている親」でいたかった。やったことのない話は子どもに説明できないので。
それでFP2級の勉強を始めた。資格を取って独立したいわけじゃない。自分の家の保険と年金と税金を、子どもに説明できる言葉で理解したい。それだけ。
効き目がすぐ出たのは、リスク管理という分野。保険の仕組みをまとめて勉強すると、自分がいま何に入っているのかが初めて読めるようになる。昔すすめられるまま契約して、中身を確認しないまま払い続けていた保険。それを教材を開きながら並べ直して、実際に見直した。必要な保障と、惰性で払っていた保障がはっきり分かれた。
資格の勉強が、その月の家計に効いた。この順番で返ってくるとは思っていなかった。
毎日お金の周辺で仕事をしているのに、自分の家計の数字は説明できなかった。この落差が、思っていたより効いた。
机に向かう時間はない。だから耳を使っている
40代で会社員で子どもがいると、まとまった勉強時間は取れない。平日の夜に机に向かう計画は、いつも数日でつぶれた。
続いているのは耳のほう。VoicyとSpotifyで、営業は半沢ツヨシさん、AIとマーケティングはイケハヤさん、お金は税理士の大河内薫さん。この3本に絞って、それ以外は入れないようにしている。散歩中はAudible。青森の営業は事務所と事務所の間が遠いので、移動時間がまるごと自習になる。
耳から入れたものは、そのままだと流れて消える。だから週末にBrainの教材で活字に戻して、手を動かして確かめる。聴く・読む・試すの順番が、いまのところ自分には合っている。
時間がないから学べない、ではなかった。使っていない時間が、思ったより残っていただけ。
3年放置したブログを直したら、ネタは最初からあった
もうひとつのきっかけは、このブログそのもの。
ドメインもサーバーも契約したまま、3年放置していた。記事は4本。止まっていた理由は自分の中でははっきりしていて、書くネタがないと思い込んでいた。地方の会社員の日常に、わざわざ人が読むような話はない。ずっとそう思っていた。
去年の夏、AIと一緒にこのブログを「金継ぎ」した。イケハヤさんのBrain教材から作ったスキルを使って、崩れていた配色とコントラストとタップ領域を測り直して継ぎ直す。かかったのは¥980の教材代と、休みの日の数時間。何をどう変えたかは全部この記事に書いた。
直したこと自体より、そのあとに起きたことのほうが大きかった。書くと決めた瞬間から、営業車の中で聴いた話も、子どもとの会話も、事務所で断られた理由も、全部ネタに見えてきた。ネタがなかったんじゃない。探していなかっただけ。
やる気が出てから始めるんじゃなくて、始められる状態を先に作る。40代の自分に効いたのは、根性論ではなくこっちだった。
営業先で、先送りの代償を見ている
本業でAI-OCRのデモをすることがある。紙の請求書を読ませて、仕訳まで持っていくやつ。同じ画面を見せても、事務所の反応はきれいに割れる。
「これで入力の手が空く」と、その場で次の話を始める所長。もう一方は、「うちは手書きの書類が多いから無理だ」「まだ早い」。できない理由のほうを先に探して、AIのせいにして止まる。
数年前にデモをして、そのままペンディングになった事務所もある。5年経って再訪すると、状況はだいたい厳しくなっている。人は増えず、紙は減らず、選べる手だけが減っている。先送りは無料じゃない。
これは他人事じゃない。会計の現場で起きていることは、時間差で自分の職種にも来る。営業だから安全ということはない。だったら、会社の中の評価とは別に、自分の名前で説明できるものを持っておきたい。ブログもXも、その練習場のつもりでやっている。
このブログで書く3つのこと
書けることは限られている。だから3つに絞った。
①、お金の学び直し。FP2級の勉強で理解した順に、NISA・固定費・保険・税金を自分の家計に当てはめて書く。教科書の要約ではなく、自分がいくら払っていて、何を変えたか。
②、副業・発信のはじめ方。ブログとXとAIで実際に試したことの実験ログ。うまくいかなかったものも数字ごと出す。再開1本目の記事がどれだけ読まれなかったかも、そのうち書く。
③、地方×会社員の仕事術。青森で働くリアルと、会計まわりの現場で見た効率化。AI-OCRやDXが地方の中小事務所でどう受け止められているかは、東京発の記事にはあまり出てこない。
共通のルールをひとつ決めている。まとめ記事にしないこと。ネットで調べれば分かることを並べても、自分が書く意味がない。自分でやったか、現場で見たか、そのどちらかがない話は書かない。
先生ではなく、隣を走る人として
副業の実績はまだない。ゼロ。ブログは再開したばかりで、Xのフォロワーも少ない。教えられる立場じゃない。
ただ、地方で会社員をしながら何かを始めようとすると、参考になる記録がびっくりするほど少ない。出てくるのは都会のフルコミット組の成功談か、月収を強調した怪しいやつばかり。同じ地方で、同じように会社員をやりながら、家族もいて、時間も限られている人間が、どこでつまずいてどう進んだか。それが読みたかったので、自分で書くことにした。
目標は派手じゃない。月に2〜4本、公開を止めないこと。まずはそれだけ。
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40を過ぎてからでも、始められる。ここからの記録は、全部このブログに置いていく。
Claudeの使用量が尽きたあと、指示書はClaude・実行はCodexに分けてサイトを直した記録はこちら。
▶ Claudeで指示書、Codexで実行|AIを2台使い分けてブログを1日で直した記録
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